沖縄の世界遺産「今帰仁城跡」
沖縄の世界遺産の構成資産の一つである「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」。グスクと呼ばれる城砦建築を中心とする遺構で今帰仁城跡の他にも8つのグスクが資産として存在し、『琉球王国のグスク及び関連遺産群』という名称で、9つ合わせてひとつの世界文化遺産として登録されています。
■今帰仁城跡 https://www.nakijinjoseki-osi.jp
沖縄旅行ではレンタカーを手配して観光する方も多く、那覇空港から約110kmの場所に位置する今帰仁城跡には車で約3時間でアクセスできます。その他のアクセスとしてバスを利用する方法もあります。急行バスでは那覇空港や那覇市内から訪れることもできますのでとても便利です。
今回は実体験をもとに那覇市内から急行バスを利用してのアクセス方法を紹介します。
急行バス「やんばる急行バス」を利用
那覇市内から今帰仁城跡へはやんばる急行バスというバス会社を利用して訪れます。
■やんばる急行バス https://yanbaru-expressbus.com
やんばる急行バスは下記二つの路線があります。那覇市内からは空港線下りで「今帰仁城跡入口」というバス停まで行きます。
・【空港線】那覇市方面から高速道路を通り、名護市内、本部港、美ら海水族館を経て、伊平屋村、伊是名村への船が発着する運天港までを結ぶ。(始発)那覇空港国内線ターミナル⇄(終点)運天港
・【四島線(よんとうせん)】本島北部の「瀬底島(せそこじま)」から、美ら海水族館、世界遺産「今帰仁城跡」を通り、「古宇利島(こうりじま)」までを結ぶ。(始発)ヒルトン沖縄リゾート⇄(終点)古宇利島物産センター
💡やんばる急行バスは予約不要(予約はできない)で自由席です。
アクセス手順概要
本記事では、那覇市内から今帰仁城跡のアクセスを紹介しましすが、那覇市内の乗車場所を国際通りの最寄りバス停である「県庁北口」として紹介します。県庁北口は沖縄都市モノレール「ゆいレール」の県庁前駅から徒歩数分の場所にあります。
また、到着池である今帰仁城跡ですが、やんばる急行バスのバス停には
「今帰仁城跡入口」と「今帰仁城跡」という名前が非常に似た二つのバス停があります。
「今帰仁城跡入口」バス停は今帰仁城跡から徒歩20分ほど離れた場所にあり、「今帰仁城跡」バス停は今帰仁城跡の目の前にあります。「今帰仁城跡入口」バス停は空港線・四頭線が停車するバス停でありますが、「今帰仁城跡」バス停は四頭線のみのバス停です。
つまり、空港線で県庁北口(那覇市内)から乗車したとき下車するバス停は「今帰仁城跡入口」ですが、ここは今帰仁城跡から離れた場所にありますので、ここから今帰仁城跡へ行くには乗り継ぎで四頭線のバスを待って「今帰仁城跡」バス停まで行くか、もしくは20分ほど歩く必要があります。
- [Patern1] 「県庁北口」バス停で乗車 → 「今帰仁城跡入口」バス停で下車 → (四頭線に乗換)「今帰仁城跡入口」バス停で乗車 → 「今帰仁城跡」バス停で下車 → 徒歩0分 → 今帰仁城跡到着
- [Patern2] 「県庁北口」バス停で乗車 → 「今帰仁城跡入口」バス停で下車 → 徒歩20分 → 今帰仁城跡到着
時間と料金、バス車内にトイレはある?
「県庁北口」バス停から「今帰仁城跡入口」バス停への所要時間は約2時間17分です。
「県庁北口」バス停→「今帰仁城跡入口」バス停間の料金は1,900円で、バス乗車時に運転手さんに降車するバス停を伝えて支払います。
なお、車内にトイレはありませんが、途中のサービスエリアで10分ほどの休憩があります。
所要時間 | 料金 | トイレの有無 |
---|---|---|
約2時間17分 | 1,900円 | 無し(途中休憩あり) |
💡車内での支払いは、現金の他に下記の方法で支払うことができてとても便利です! ・VISAカード(クレジットカード) ・マスターカード(クレジットカード) ・ジェーシービー(JCB)(クレジットカード) ・アメリカン・エキスプレス(AMEX)(クレジットカード) ・ダイナースクラブ(クレジットカード) ・ディスカバーカード(クレジットカード) ・楽天Edy(プリペイド式電子マネー) ・WAON(プリペイド式電子マネー) ・nanaco(プリペイド式電子マネー) ・JCBプレモカード(プリペイド式電子マネー) ・iD(ポストペイ式電子マネー) ・QUICKPay(ポストペイ式電子マネー)
「県庁北口」バス停から「今帰仁城跡入口」バス停への行き方
1.「県庁北口」バス停から乗車
今帰仁城跡方面へ行く「県庁北口」の下りバス停は、商業施設「パレットくもじ」の正面にあります。また、沖縄都市モノレール「ゆいレール」の県庁前駅も近くにあります。ここから今帰仁城跡入口まで約2時間乗車します。
2.「今帰仁城跡入口」バス停で下車
「今帰仁城跡入口」バス停で下車します。急行バスには自動放送があるので降りるタイミングは普段乗っている路線バスと同じように簡単にわかります。今帰仁城跡入口の周りには何にもなくとてものどかな雰囲気です。
3. 徒歩で今帰仁城跡へ or 四島線に乗り換えて今帰仁城跡へ
徒歩で今帰仁城跡へ
「今帰仁城跡入口」バス停から今帰仁城跡のチケット売り場がある今帰仁村グスク交流センターへは1kmで徒歩15分ほどで到着します。次に来る四島線のバスが30分後だったので私は歩いて行きました。ただ、経路は坂道で結構きつかったです。。。
四島線に乗り換えて今帰仁城跡へ
「今帰仁城跡入口」バス停から四島線のバスで「今帰仁城跡」バス停へ行くことができます。「今帰仁城跡」バス停は今帰仁城跡のチケット売り場がある今帰仁村グスク交流センターの目の前にあります。待ち時間が少なくなるように乗り継ぎができるようになっていますが、時間帯によっては待ち時間が長くなる場合があります。また、本数がとても少ないので注意が必要です。
空港線から四島線へ乗り換えて今帰仁城跡へ行くことができるのは下記の4便となります。私は県庁北口を6 : 45に発車するバス(始発)に乗ったため乗換時間が28分あったので歩いて今帰仁城跡まで行きました。
四頭線のバスは空港線のバスと比べて半分くらいの大きさでマイクロバスのようなイメージです。こちらも運賃の支払いはクレジットカードや電子マネーが利用できます。
県庁北口発 (空港線) | 今帰仁城跡入口着 (空港線) | (乗換時間) | 今帰仁城跡入口発 (四島線) | 今帰仁城跡着 (四島線) |
---|---|---|---|---|
6:45 | 9:02 | (28分) | 9:30 | 9:35 |
8:40 | 10:57 | (3分) | 11:00 | 11:05 |
10:40 | 12:57 | (3分) | 13:00 | 13:05 |
12:40 | 14:57 | (3分) | 15:00 | 15:05 |
4. 今帰仁城跡に到着
今帰仁城跡に到着したら今帰仁村グスク交流センターで観覧チケットを購入します。
観覧料金は大人一枚400円ですが、2022年4月から値上がりが告知されています。
観覧料金 | 〜2022年3月まで | 2022年4月から〜 |
---|---|---|
大人 | 400円 | 600円 |
中高生 | 300円 | 450円 |
小学生以下 | 無料 | 無料 |
遺跡の入り口で先ほど券売機で購入した観覧チケットの半券を渡します。もう半分のチケットはグスク交流センターの近くにある今帰仁村歴史文化センターの入場チケットになります。私は半券を無くしてしまい歴史文化センターには入ることができませんでした。。。
入り口の門をくぐり階段を登っていくと高台から今帰仁城跡の辺り一面を見渡すことができます。城を囲む曲線を描いた石垣がとても特徴的です。また、遠くには海を見渡すこともできて曲線美の石垣とオーシャンビューがマッチしていてとても美しい景色です!
まとめ
世界文化遺産である今帰仁城跡は歴史的なグスクで一度は訪れる価値のある遺跡です。
そして近くには「沖縄美ら海水族館」もあります。やんばる急行バスの四島線では「今帰仁城跡」バス停から美ら海水族館にすぐ近くの「センチュリオンホテル沖縄美ら海」バス停へも運行しており、今帰仁城跡と合わせて沖縄美ら海水族館へ行くといったこともできます。沖縄の観光を是非楽しんでください!