かみのやま温泉駅から蔵王の御釜へのアクセス方法
本記事では山形県の「かみのやま温泉駅(山形新幹線つばさの停車駅)」から蔵王の御釜へ公共の交通機関を使って行く方法を紹介します。
蔵王の御釜は宮城県ですが、山形県の「かみのやま温泉駅」が最寄駅となります。
蔵王の御釜へはかみのやま温泉駅から無料のシャトルバス「グリーンエコー号」とリフトを乗り継いで行きます。リフトを降りて数分歩くと御釜の観賞地です!!
アクセスチャートは下記の通りです。
👉 アクセスチャート ① かみのやま温泉駅 → 刈田駐車場 (グリーンエコー号:約1時間) ② 刈田駐車場(蔵王刈田リフト下駅) → 蔵王刈田リフト上駅(蔵王刈田リフト:約7分) ③ 蔵王刈田リフト上駅 → 蔵王御釜観賞地(徒歩:約3〜5分)
① かみのやま温泉駅→刈田駐車場(グリーンエコー号:約1時間)
山形新幹線つばさの停車駅でもある「かみのやま温泉駅」から御釜へ行くためには
まず無料のシャトルバス「グリーンエコー号」で蔵王刈田リフト下駅(リフト乗り場)がある「刈田駐車場」まで向かいます。
グリーンエコー号の乗り場
かみのやま温泉駅から徒歩数秒の場所にあるかみのやま温泉観光案内所前にグリーンエコー号のバス停があります。
グリーンエコー号はよくあるような路線バスではなく26人乗りのマイクロバスです。事前の予約はできない且つ始発バス停ではないので満席の場合は乗ることができなくなる可能性があるため早めにバス停で待っておいたほうが無難です。
また、マイクロバスなので高速バスのようにトランクは無く車内も広くはないため大きな荷物がある場合は、かみのやま温泉駅のコインロッカーに荷物を預けておくと良いかもしれません。
グリーンエコー号の時刻表
グリーンエコー号は夏季(4月下旬〜11月上旬)のみ1日2往復でかみのやま温泉駅⇄刈田駐車場間を運行しています。
2022年はかみのやま温泉駅発刈田駐車場行きが9時20分発と13時25分発、刈田駐車場発かみのやま温泉駅行きが11時15分発と15時30分発。本数がとても少ないのですので注意が必要です。
👉 東京駅からでもスムーズに乗り継げる! 山形新幹線つばさの始発駅となる東京駅からでも始発の新幹線に乗れば比較的スムーズにグリーンエコー号に乗り継ぐことができます。 ① 東京駅(6時12分発(始発)) → かみのやま温泉駅(8時48分着)(山形新幹線つばさ) (乗り継ぎ時間約30分) ② かみのやま温泉駅(9時20分発) → 刈田駐車場(10時20分着) (グリーンエコー号:約1時間)
グリーンエコー号の時刻表は蔵王ライザワールドのウェブサイトから最新情報を確認することができます。
■グリーンエコー号時刻表(かみのやま温泉駅⇄刈田駐車場)
http://www.zaoliza.co.jp/smmr/access/
⚠️ 御釜へ訪れる際には時期に注意 蔵王の御釜は夏季(4月下旬〜11月上旬)のみ観賞できる場所です。 冬季(11月上旬〜4月下旬)は蔵王エコーライン・蔵王ハイラインという御釜まで通ずる道路が冬季通行止めとなるため訪れることができません。 これに倣って刈田駐車場まで行くグリーンエコー号も夏季(4月下旬〜11月上旬)のみでの運行となります。冬季(11月上旬〜4月下旬)は刈田駐車場までは運行されません。なお、冬季でも刈田駐車場までは行かないホワイトエコー号が運行されています。
② 蔵王刈田下駅 → 蔵王刈田上駅 (蔵王刈田リフト:約7分)
グリーンエコー号に約1時間乗ると刈田駐車場に到着です。
車内はラジオがついていたり地元の方が乗っていたりとアットホームな感じでした。1時間乗って無料はすごい!!
刈田駐車場は名前の通り本当に駐車場です。かなりの台数が停められるとても広い駐車場でトイレや御釜鑑賞ができる場所へ行くための蔵王刈田リフトがあります。
刈田駐車場にはグリーンエコー号以外にも山交バスの山形駅行きのバスが出ていました。(1日1本)
帰りもグリーンエコー号を利用する場合は降りたバス停と同じ場所から出発です。
リフト乗り場である蔵王刈田リフト下駅グリーンエコー号の刈田駐車場のバス停を降りてすぐにあります。
蔵王刈田リフト下駅に着いたら乗車チケットを購入します。片道で450円、往復だと750円で少しお得です。帰りもグリーンエコー号でかみのやま温泉駅に戻る場合は往復チケットを買います。運賃はグリーンエコー号の時刻表と同様に蔵王ライザワールドのウェブサイトから最新情報を確認することができます。
■蔵王刈田リフト運賃
http://www.zaoliza.co.jp/smmr/trekking/kattalift.html
また、後述しますが、リフトで登った後、蔵王刈田上駅の先には蔵王山頂レストハウス(売店や飲食店がある)がありここのバス停から山形駅や宮城県の白石蔵王駅行きのバスもあります。それに乗る場合は片道チケットを買います。
③ 蔵王刈田上駅 → 蔵王御釜観賞地 (徒歩:約3〜5分)
リフトに約7分ほど乗ると蔵王刈田リフト上駅に到着します。
到着後リフトから降りて道なりに進むと徒歩数分で御釜の絶景に到着です!
御釜はまるで加工したかのような美しいエメラルドグリーンの火口湖です!
6月下旬はまだ雪も残っていました。
レストハウスで食事や休憩することが可能
御釜観賞地の近くには「蔵王山頂レストハウス」がありトイレやレストラン、売店、土産屋があります。
レストランはラーメンやカレーなどバラエティ豊かでした!
売店ではソフトクリームや山形県名物の玉こんにゃくなどが売っていました。
観光が終わったらリフトで刈田駐車場へ
御釜観光が終わったらリフトで刈田駐車場まで戻って行きと同じグリーンエコー号でかみのやま温泉駅まで戻ります。
帰りのグリーンエコー号(刈田駐車場→かみのやま温泉駅)の出発時刻は11時15分発と15時30分発です。
行きにリフトの乗車駅蔵王刈田下駅で往復チケットを買っている場合はそのチケットを係員に見せてリフトに乗ります。片道分しか買っていなかった場合は帰りの乗車駅となる蔵王刈田上駅で乗車チケットを再び買います。
また、先ほどの蔵王山頂レストハウスの前のバス停からは1日1本13時発で宮城県の白石蔵王駅と山形駅行きのバスが出ています。ただ、行きのグリーンエコー号と違って無料ではなく有料となります。
行きはかみのやま温泉駅から乗って帰りはこのレストハウス前から白石蔵王駅と山形駅へ向かうということもできます。その場合、刈田駐車場へは戻りませんのでリフトに乗る際チケットは往復ではなく片道を買っておきましょう。
行きのかみのやま温泉駅でコインロッカーに荷物を預けた場合などはかみのやま温泉駅に戻らなければならないので帰りも行きと同じグリーンエコー号に乗ります。この場合は刈田駐車場へ戻るのでリフトのチケットは往復を買っておくとお得です。ちなみに、かみのやま温泉駅から山形駅まで電車で約15分程度ですので、山形駅に向かう場合でも一度かみのやま温泉駅に戻ってきて電車に乗って向かう方が早いかもしれません。
御釜は天候が変わりやすい
御釜は天候が変わりやすく見れない日もしばしばあるとか。私が訪れた際には最初は雲があったものの晴天でしたが、数時間経つと雲が多く出てきて青空はすべて隠れてしましました。山の天気は変わりやすいので注意と運が必要ですね!
冬の蔵王は樹氷を見に行ける!
蔵王の御釜は前述の通り夏季(4月下旬〜11月上旬)のみしか訪れることができませんが、冬季には蔵王の別の場所で冬の絶景である樹氷を見ることができます。
蔵王の樹氷へは山形駅からバスを使って訪れることができます。下記の記事で紹介していますのでよろしければご覧ください!
夏の蔵王も冬の蔵王も絶景を楽しめますのでぜひ訪れてみてください!!